子育てワーケーション!

スリハピ

2023年01月18日 00:30

先日、お子さん(2歳)連れで東京から出張に来られたお客様がいらっしゃいました。
お客様は男性でお子さんは男の子。
つまり、お父さんが息子さんを連れての出張です。
その期間16日間。

小さいお子さま連れではなかなかの長期。

実は私にとって、かなりの衝撃でした。

ちょっと待って!
・2歳の子どもはお母さんがいなくて2週間あまりも平気なの?
 〔私は子どもたちをほぼ私のみ(母のみ)で育てた。現在下の子は16歳〕
・おっぱいがなくても大丈夫なの?
 〔うちは母乳だったので1歳過ぎまでおっぱいが必要だった。で、何かというとおっぱいに頼っていた〕
・自宅でなくても落ち着いて生活して保育園に通えるの?
 〔うちの保育園嫌いの子は登園を毎日嫌がっていた〕


結論。
お父さんだけでも大丈夫!
大丈夫なんだ!(´▽`) ホッ。
私はとても嬉しく思いました。

お母さんが仕事でお子さんと離れて過ごす間は、お父さんが一人で率先して育児をする。

育児をお父さんが
「手伝う」のではなく
お母さんに「協力」するのではなく
お父さんによる自主的、完全ワンオペ育児!


これこそ理想的で両親平等な子育てではないかと思います。
両親二人の信頼関係と親としての育児のルール、共通認識が必要となるとは思いますが
そこをクリアできれば最も好ましい子育ての形ではないでしょうか?

残念ながらうちはほぼ一人で子育てをして、大変さを分かち合うことを諦めて、今まで来てしまったけれど、
このお客様のように子育てを現実的に両親で分担する「分かち合う」「分かち合える」ことの重要性と可能性を見出すことができました。

諦めなくてもいいんだ――――――――



このお客様のおかげで大人になりつつある
将来的に「父」になるであろう我が子に
お父さんお母さん、
あるいは男女性別が関係ない子育てを伝えることができるのではないかと思いました。
新しい子育ての先駆者に心からの感謝と尊敬を。


このお客様が滞在中のスリーハピネスでは
ジェンダーや父母イメージを超えたフェミニンな親子が
共有ミニキッチンで仲良く調理する光景を見ることができます。
当宿常連のふだん寡黙なビジネスマンの方々がこの二人に優しく声をかけてくれたりお菓子をくれたりすることもあるようです( ´艸`)

公的な機関で働くこのお客様が所属する組織の中でも
出張にお子さんを連れていくことは今まで可能であっても実践するのは初めてだとか。
認められていることとでも実践することは書類上の手続きやら、
もちろんお子さんの体調や性格、受け入れ先の保育状況などがあるのでかなりの労力が必要であることは容易に想像できます。


しかしながら、

私は日本の端っこの沖永良部島で
子育ての最前線と
働き方の最前線を見ている。
たぶん、
そうなんだと思います。

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